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東京スカイツリーのお膝元 墨田区での不用品回収とは

1.世界一の高さを誇る電波塔・スカイツリーのお膝元
墨田区の不用品回収とは

墨田区は、区域の東側を荒川、西側を隅田川で隣の区との境としています。区内の押上・業平エリアには、2012年に自立式鉄塔としての高さ世界一を誇る東京スカイツリーが開業して、話題を集めました。墨田区の区域は歴史が古く、空襲の被害をあまり受けなかった向島周辺には、下町情緒が豊かな街並みが残り、職人文化も受け継がれていて、昔ながらの江戸文化が感じられます。

かつては江戸の郊外として扱われたこのエリアですが、1657年（明暦3年）の振袖火事で江戸中心部が焼け野原となった後、火事対策の一環として現在の墨田区南部に武家屋敷の移転が進められ、同時に竪川や大横川をはじめとする運河の掘削や南北割下水、碁盤の目状に整えられた道路の整備などが行われました。第二次大戦前には手狭になった浅草周辺から職人や町工場の移転が増え、さらに区域全体の工業化が進みます。

しかしそれも第2次世界大戦時の東京大空襲によって、多くが消失してしまいました。そんな中、終戦後の1947年（昭和22年）に本所区と向島区が合併して誕生したのが、墨田区です。墨田区周辺は戦後も順調に復興と発展を遂げ、昭和の下町の代表格として知られるようになりましたが、高度経済成長期を経て工場などは次第に郊外へと移転して減少し、人口も減ってしまいました。

しかし、近年ではこれらの工場跡地の再開発によってマンションなどの建設が進み、2000年（平成12年）以降は人口も増加に転じています。大きな繁華街はJR錦糸町周辺くらいですが、お隣の両国駅には国技館が在り、相撲の興行日には多くの人で賑わいます。東京スカイツリー周辺や曳舟周辺では再開発で街並みが変わったエリアもあり、古くからの下町情緒とのコントラストを見せています。

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2.墨田区域南部は元湿地帯
埋立てによって江戸の街へと仲間入り

墨田区は東京23区の東部、荒川と隅田川に挟まれた三角州・江東デルタ地帯と呼ばれる一角に位置しています。とはいえ区域北部の向島周辺は、平安時代には陸地化が進み、中世の荘園制度のもとでは下総国葛西御厨に属し、古代の隅田川の流路が決まった頃には農村地帯として発展していました。南部の深川・本所エリアでは、飛鳥・奈良時代に一部が牛の放牧地として利用されていた以外おおむね湿地帯で、深川周辺では江戸時代になってもあまり変化が無かったようです。深川と呼ばれていた江戸時代の本所周辺は、振袖火事をきっかけに、江戸幕府による小名木川（おなぎがわ）北部に竪川や大横川をはじめとする運河の開削が行われ、新たな街が誕生しました。それまでの墨田区域の住み分けは、小名木川の北側は農業、南側の江戸湾に続く地帯は漁業でしたが、武家屋敷や材木置場の移転も進めたことから周辺は次第に江戸市中と似て、江戸の東の町外れといった様相になりました。

しかし当時もまだ墨田区の南部は湿地帯で、浮世絵などにも干潟や遠浅の海といった形で描かれています。江戸幕府は人口が増え続ける江戸の食料供給地の確保が必須となり、さらに江戸市中に近い隅田川河口付近に村落を形成し、小名木川（おなきがわ）南部の新田開発に着手します。隅田川下流の深川周辺はこのように江戸幕府によって開拓・埋め立てが進められましたが、地盤の悪い土地での工事は難航を極め、「深川は芥と泥で造られた」と江戸っ子に揶揄されたほどでした。

なお、埋め立てで誕生した地域の地盤はおしなべて低く、区域の東部は海抜ゼロメートル地帯となっています。第二次世界大戦時の東京大空襲では、区域南部の旧本所地区が甚大なる被害を受け、焼け野原と化しましたが、北部の旧向島地区の京島や鐘ヶ淵周辺は大きな戦災からは免れたため、戦前から残ると思しき木造住宅の密集地帯が残っています。代え難い風情はあるものの、いざという災害時のリスクは高いといえるでしょう。

特にこのエリアを中心とした区の北部には、長く住み続ける人も多く、多くの江戸っ子たちが生き残る、今では数少ない地域なのかもしれません。区域全体では住宅地と小規模な町工場が多く、皮革産業は全国でもトップシェアを誇っています。大規模な工場は郊外への移転が進んだものの、有名な洗剤や化学メーカーも、本社は現在も墨田区内に構えています。区域内には、JR総武線快速、総武緩行線、京成電鉄、東武鉄道伊勢崎線、亀戸（かめいど）線、東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄浅草線、新宿線、大江戸線が走っています。工場跡地の再開発で建てられたマンションなども増え、都心から近くて利便性も良く、比較的物価も安いエリアとして再注目されています。

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3.江戸っ子気質の人も多い街
墨田区のごみ分別ルールを知ろう

地下鉄半蔵門線の錦糸町駅への乗り入れや再開発によって、墨田区に住む人も増えてきています。そこで生活していくうえで守るべき基本が、きちんとごみの分別ルールを守ることです。

墨田区ではごみの種類を、燃やすごみ、燃やさないごみ、資源物、粗大ごみに分けていて、回収に出すにはそのルールに従って分別しなければなりません。分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。墨田区では燃やすごみはふたのできる容器か中身の見える袋に入れ、燃やさないごみは中身の見える袋に入れて出すことが求められています。管理体制がしっかりしているマンションなどは別ですが、墨田区はアパートも古くから住む人も多く、分別ルールがルーズになるとご近所トラブルの要因にもなりますから、きちんと覚えるまでは墨田区のホームページを参考にするなどしてください。
※変更されている可能性もありますから、詳しい情報は墨田区のホームページなどで確認してください

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4.墨田区の粗大ごみ・不用品回収事情とは

墨田区では、家具やふとん、自転車など、一辺の長さが30cmを超えるものを、粗大ごみとして扱っています。全ての粗大ごみは有料で、通常収集には出せません。

また、テレビやエアコンなど、家電リサイクル法で定められた家電製品は自治体での回収を行っていませんので、その点も注意が必要です。墨田区に粗大ごみの収集を依頼する場合は、事前に粗大ごみ受付センターに申し込みをしなければなりません。粗大ごみは品目によって処理手数料が異なりますので、申し込みをした際に料金の案内があります。

また、サイズによって異なる場合もありますから、電話で粗大ごみ受付センターに申し込む場合は、事前にサイズを測っておきましょう。マッサージ機などの場合は、種類と重さなどを調べておいてください。その後の流れとしては、墨田区内の「有料粗大ごみ処理券取扱所」の表示がある商店やコンビニエンスストアなどで、料金分の有料粗大ごみ処理券を購入し、当日はそれを粗大ごみに貼り、収集場所へ出しておくという手順になります。

なお、墨田区では受付センターに申し込みをして料金が確定した後に、必要な料金分の有料粗大ごみ処理券を購入するよう励行しています。また、自治体によっては粗大ごみの直接持ち込みの受け付けもしていますが、墨田区では行っていないので、注意してください。粗大ごみの回収を墨田区に依頼する場合、注意しなければならないのが、収集日が限定される可能性があることです。粗大ごみの回収はどの自治体でも混み合っていて、直近の回収可能な日が2週間後というケースも珍しくはありません。家具の買い替えや引っ越しの日にちが決まっている場合、なるべくはやく問い合わせをした方が良さそうです。

また、区の職員は粗大ごみの運び出しをしてくれるわけではありません。引っ越し屋さんのようなイメージがあるかもしれませんが、区の職員はあくまで収集場所からの移動にしか対応しないので、自力で移動ができないような大型の家具の場合は、収集場所までどうやって運び出すかを先に考えなければならないでしょう。自力で移動ができないようなものの場合、友人に手伝いを頼むか、移動だけを業者に依頼することになりかねませんから、移動が可能であるかの確認は、はやめにしておくのが賢明です。

しかし、そんな心配の必要が全くなくなるのが、不用品回収業者に依頼するという方法です。不用品回収業者であれば、部屋からの不用品の運び出しにも業者側のスタッフが対応しますし、希望の日時に回収が可能です。また、細かい不用品が多数あるような場合にも、分別も含めて全て業者に任せることができるので、分別に割く時間が無いといった忙しい人にも、不用品回収業者の利用は大きなメリットがあります。