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品川区

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その名の由来は東海道品川宿から
長い歴史の中に佇む品川区での不用品回収とは

1.あまり知られていないけれど
山の手エリアには由緒あるお屋敷町もあるのが品川区

品川区は東京23区の南部に位置しています。品川という名称は、元来今は天王洲アイルの南側で京浜運河・東京湾に注ぐ目黒川の、下流から河口一帯を指したものでした。名称の由来に関しては、高輪(たかなわ)に対して品ヶ輪とした、あるいは目黒川の別名であったなど諸説があり、はっきりとはしていません。この周辺は律令制時代から設けられた五畿七道駅路の一つ、東海道が通っており、古くから交通の要衝でしした。

とはいえ、時代につれてルートが各所で移動することもあったものの、江戸期に入ってからは幕府による五街道整備と「宿(しゅく)」が定められ、街道としての東海道が誕生。港町として栄えていた品川湊(みなと)の近くに、品川宿が開かれました。品川宿は現在の京急本線の北品川駅周辺から、南は二駅先の青物横丁駅周辺まで広がり、北宿、南宿、新宿に分かれる大きな宿場でありました。

とはいえ、東海道が通っているのは、品川の区域のほんの東の端。やや東西に長いエリアには、あまり知られていないお屋敷町などが点在する、歴史と情緒が豊かな土地柄です。

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2.海岸線から台地は結構きつい高低差
海側の埋立地にはおしゃれな街が広がる品川区

品川区の東側は東京湾に面し、西は目黒区、北は港区、南は大田区と接しています。ちなみに、東海道新幹線の品川駅が開業して以来発展著しい品川駅は、品川区ではなく港区に在り、目黒駅は目黒区ではなく品川区に在ります。品川駅の開業時、当初は駅を品川宿周辺に開業する予定でしたが、鉄道と競合すると考えた地元の反対などがあったことに加えて建設用地の買収が進まず、結果的に賑わいから遠ざかった港区の、現在の場所に品川駅の開業が決まりました。

なお、今では埋め立てが進んでひとかけらの面影もありませんが、品川駅は開業にあたっての用地買収が難航したため、海を埋め立てたところに建築しています。やはり現在の山手線も用地買収がかなわず、その周辺から田町辺りまでは海の中に海岸線に沿った築堤を造って線路を敷設し、列車はその上を走っていました。品川区の西側は武蔵野台地から続く山の手であり、河岸段丘を経て東は東京湾に至るという、区域内で大きな高低差が生じた地形を有しています。その高台には池田山、御殿山、島津山、花房山、八ツ山という、江戸時代の大名屋敷などが建てられていた「城南五山」と呼ばれる高級住宅街が点在しています。八ツ山の所在は港区ですが、他の4箇所は全て品川区内であるのに、今では住所の表示に優美な地名が残されることもなく、花房山は上大崎、御殿山は北品川などという味気のない住所表示に変わってしまいました。区内では最大の商業地区である大崎周辺は、副都心に指定されて再開発が進み、新たな複合施設や商業施設が建設され、駅周辺は以前の町工場や古い民家が立ち並ぶ光景からは一変しています。

また、かつては倉庫街だった天王洲(てんのうず)のような埋立地でも再開発が行われ、新しくオフィスビルや商業施設が建設されるなどして、いまやおしゃれスポットとしても人気です。天王洲では運河に沿って公園が整備されているので、休日にはゆったりと散歩をしたりカフェを利用する人などが多く、こちらも見違えるような変貌を遂げています。品川の区域にはJR山手線、湘南新宿ライン、京浜東北線、京急本線、東急目黒線、池上線、大井町線、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線など数多の路線が走っており、横浜や羽田空港への移動も容易で、交通の利便性は抜群です。京浜急行本線の北品川駅の東側には、今でも旧東海道が往時と同じ道幅や道筋で通り、古くからの店も残っています。1964年をピークに減少が続いていた品川区の人口ですが、大崎駅や品川駅周辺の再開発によって1998年からは増加に転じていて、北品川駅周辺のような庶民的な街にも高層マンションがみられるようになりました。再開発が進むエリアでは先祖代々住む人々と、新しい住人たちとの分断が心配されていましたが、古くから続く地域の祭りなどに参加する人も増えてきて、新たな交流がはじまっているようです。

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3.気さくな商店街として知られる戸越銀座など、
エリアで異なる雰囲気が楽しい街

今では考えられませんが、品川区を走る東海道であった国道15号線(第一京浜)から東側は、全て明治期以降に埋め立てられたものです。JRの駅からの内陸側は、すぐに崖のような高低差で高台が立ちはだかる光景がみられますが、国道15号線より東側は埋立地なので、ほぼ平坦になっています。これもあまり知られていないようですが、お惣菜などを売る商店街で知られる戸越銀座は、品川区に在ります。東急池上線というのどかな私鉄沿線で、夕方などは買い出しの人々で賑わうエリアです。品川区は年々人口が増えているわけですから、やはり一家庭から出されるごみの量は減らしたいと考えていて、家庭用生ごみ処理機購入助成制度というものを設けています。品川区のごみ分別ルールは、燃やすごみ、陶器・ガラス・金属ごみ、資源、粗大ごみに分けるというもので、ごく一般的。

なお、燃やすごみ、陶器・ガラス・金属ごみの1回の収集に出せる量は45ℓ袋で4つまでで、5袋以上の場合は有料になり、清掃事務所への申込みが必要になります。
※変更されている可能性もありますから、詳しい情報は品川区のホームページなどで確認してください

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4.品川区の粗大ごみ・不用品回収事情とは

品川区では、一片の長さがおおむね30cmを超えるものを、粗大ごみとして扱っています。家具やふとん、自転車などが該当します。全ての粗大ごみは有料で、通常収集には出せません。

品川区の粗大ごみと不用品回収事情

また、テレビやエアコンなど、家電リサイクル法で定められた家電製品は自治体での回収を行っていませんので、その点も注意が必要です。品川区に粗大ごみの収集を依頼する場合は、事前に粗大ごみ受付センターに申し込みをしなければなりません。粗大ごみは品目によって処理手数料が異なりますので、申し込みをした際に料金の案内があります。なお、品川区では料金分の粗大ごみ処理券を購入するのは、申込みをして料金を確定させてからにするよう案内しています。処理券を品川区内の「有料粗大ごみ処理券取扱所」の表示がある商店やコンビニエンスストアなどで購入し、当日粗大ごみに貼って、収集場所へ出しておくという流れになります。もし粗大ごみに出す予定の不用品が、まだ状態が良く再利用が可能であれば、区内のリサイクルショップで引き取るなどの活動も行っているので、該当する場合は問い合わせてみてください。品川区に限らずどこの自治体もそうなのですが、粗大ごみの収集は混み合っていて、希望した日に申し込めるとは限りません。今日申し込んで2、3日中に回収されるということは、ほぼ無いと思ってください。もし家具の買い替えや引っ越しなどの予定がある場合は、はやめに問い合わせとしておくと安心です。

また、粗大ごみを回収する職員は、収集場所からの移動にしか対応していないので、部屋からの運び出しなどは自分で行う必要があります。階段しか使えないマンションなどの場合、大型の家具を運ぶことはそれだけでハードルが高くなりますから、手伝いが必要なのであれば、そちらもはやめに考えておきましょう。しかし、不用品回収業者に依頼するのであれば、そういった心配は必要なくなります。なぜなら、部屋からの運び出しなども全て業者側のスタッフが行うからです。不用品が大型のものなら、これは大きなメリットになります。また、分別が必要な不用品が数多くあるような場合も、自分で分別作業などをする必要もなく、そのまま渡してしまえるので、そういった場合も不用品回収業者への依頼をおすすめします。回収は品川区に依頼するのと違って、希望の日の希望の時間帯で完了します。

品川区に粗大ごみの回収を依頼した時に、自力で収集場所まで運び出さなければならないというのは、特に一人暮らしの女性などの場合、途端にハードルが高くなります。さほど大きくない不要品が数点であれば、自力で運び出すことも可能でしょうが、ちょっと大きなものになると、持ち上げることさえ難しくなる場合もあります。不用品が大型で部屋から運び出すことが困難だと思ったなら、無理をせず不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。不用品の分別をしなければならないのに中々時間が取れないという方も、不用品回収業者へ依頼して全て任せてしまうというのも一つの方法です。片付けたいのに時間が無いというストレスは、一刻もはやく解消してしまいましょう。

なお、不用品回収業者を選ぶなら、まずホームページをチェックして、内容をよく確認してみてください。記載がしっかりしているか、内容に整合性があるかなど、あまり大雑把だったり、内容に齟齬が生じているようなことが無いかが見極めのポイントです。また、見積もりは無料という業者が大多数ですので、不用品の点数が多い場合などには、3社程度から相見積もりを取って、比較してみると良いでしょう。