コラム
渋谷区の不用品回収事情とは
渋谷区といえば、渋谷駅を中心とした若者の街の代表格です。
渋谷駅周辺は大規模な再開発が進み、渋谷スクランブルスクエア、渋谷ストリームなどの新しい商業ビルにはGoogleのような大企業が進出して、これまでの若者の街とは違った表情も見せるようになりました。
渋谷区は渋谷駅周辺のような繁華街とともに、やや駅から離れたエリアに松濤や南平台のような高級住宅街も広がっています。
また、渋谷の区域内には恵比寿や原宿など、誰もが知るような魅力的なスポットが数多く存在しています。
今回はそんな渋谷区での不用品回収事情を、自治体の回収と不用品回収業者に依頼した場合を比較してご紹介いたしましょう。
渋谷は現在の国道246号線(青山通り)とほぼ同じ位置を通っていた大山街道沿いの集落として栄え、道玄坂上の円山町は宿場町でした。
1885年に渋谷駅が開業したころの周辺には田畑が広がる環境でしたが、後に複数の鉄道路線や路面電車などが乗り入れたことから、一大ターミナル駅として栄えてきました。
今では渋谷駅前のスクランブル交差点が観光スポット化するなど、誰もが知るような繁華街となりましたが一方では住宅街も多く、賃貸マンションや個人住宅、お屋敷などが混在するエリアとなっています。
事業系のごみや不用品は業者が回収することになっていますが、一般家庭のものは渋谷区が回収しています。
ですが、自治体では回収していないものや、不用品の量が多くて手に余るような場合は、不用品回収業者に依頼することも可能です。
以下に自治体のごみ収集を利用した場合と、不用品回収業者に依頼した場合の違いを記載しました。
自治体での回収
渋谷区ではごみの種類を、可燃ごみ、不燃ごみ、資源、粗大ごみに分けていて、回収に出すにはそのルールに則って分別しなければなりません。
分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。
※渋谷区では可燃ごみと不燃ごみは「中身が見える袋」あるいは「ふたのできる容器」に入れて出すことが義務付けられています。
可燃ごみ
→汚物は取り除く
→紙や布に染み込ませるか、凝固剤で固める
→カップ麺の容器、卵のパック、ヨーグルトの容器、納豆の容器、洗剤やシャンプーのボトル、発泡スチロール、CDケース、ビデオテープ、エアキャップ、CD、ビデオテープ、マヨネーズ、ジェルのボトル、保冷剤など
→サッカーボール、野球のグローブ、バッグや靴など
→枝は50cm以下に切る ※量が多い場合は事前に連絡が必要
→サッカーボール、野球のグローブ、バッグや靴など
不燃ごみ
※おおむね30cm未満のもの
→フライパン、針金のハンガー、一斗缶など
→コップ、手鏡、化粧品のびん、蛍光灯など
資源
→スプレー缶、カセットボンベだけで中身の見える袋に入れて出す
塗料用スプレー缶は中身を使い切ってから不燃ごみへ
→古紙類は種類ごとに縛って出す
窓付き封筒、ノーカーボン紙、感熱紙、紙コップ、紙パック、写真、ラップの芯などは可燃ごみへ
→中を軽くすすいでびんだけで中身の見える袋に入れて出す
→中を軽くすすいで中身の見える袋に入れて出す
→中を軽くすすいで中身の見える袋に入れて出す
キャップとラベルは剥がして可燃ごみへ
粗大ごみ
一辺の長さがおおむね30cmを超えるものは粗大ごみ扱いになる※粗大ごみは有料で、一般ごみと一緒に集積所へは出せない※粗大ごみの受付センターへ申し込む必要がある
なお、テレビ、冷蔵庫、エアコン、衣類乾燥機など、家電リサイクル法で定められた家電製品は、自治体での回収を行っていません。
問い合わせると家電リサイクルセンターを紹介されるので、手順などの案内を受けられます。
※変更されている可能性もありますから、詳細は必ず渋谷区のホームページなどで確認してください。
不用品回収業者の場合
不用品業者であれば、指定の日に引き取りに来て、そのまま持って行ってくれます。
業者へ依頼した場合は、大きなクロゼットなどでも部屋から運び出し、トラックに積み込むまで全て業者のスタッフが行いますから、運びにくい粗大ごみを、集積所まで運ばなくても済みます。
細かい不用品がたくさんある場合でも、渋谷区のルールに従った分別作業などは必要なく、
全てまとめて回収業者が引き取る形になります。
作業の曜日や回収時間などは依頼した側の要望を入れるはずなので、自治体の回収のように申込みをして順番待ちをする必要もありません。
思うように不用品整理の時間が取れない場合などでも、業者の作業は非常にスムーズに運びますから、大体の場合は数時間程度、よほど不用品が多くても1日あれば回収を完了してしまいます。
不用品回収業者に依頼した場合、有料にはなりますが、忙しい人や重いものを自力で運ぶことが困難な場合には、とてもおすすめの方法だといえるでしょう。
昨今は不用品回収業者が増えており、残念ながら中には悪質な業者もあるのが事実です。
業者に依頼する場合は、ホームページなどから探すことになると思いますが、その際必ず数社から見積もりを取って、費用やサービス内容を比較して選びましょう。
「無料で不用品を回収します」などとアナウンスしながら住宅街を軽トラックで回っている業者がいますが、無料といいながら結局は高額な請求をされたケースもありますから、注意が必要です。
もし不用品の処分に困ったら、一度不用品回収業者に相談してみてください。