コラム
世田谷区で不用品の回収を考えるなら
世田谷と聞くと、成城や下北沢、三軒茶屋(さんげんぢゃや)や二子玉川などが区域内にある、ちょっとおしゃれで閑静な住宅街をイメージする方が多いかと思います。
世田谷区は東京都区部の南西部に位置していて、多摩川を介して神奈川県と接しています。
大きな繁華街は無く、三軒茶屋のような昔からの街道筋の街や、近年の再開発で大きなモールが造られた二子玉川など、いくつかの商業地を有しているものの、区域の9割以上が住宅地という環境です。
そんな世田谷区に住んでいた場合、処分したい不用品が出た場合、自治体に回収依頼をするべきか、それとも不用品回収業者に依頼するべきなのか、比較してみました。
世田谷区は面積が広く、三軒茶屋、経堂や駒沢、太子堂などが在る世田谷エリア、下北沢や豪徳寺が在る北沢エリア、等々力(とどろき)や上野毛、玉川や用賀が在る玉川エリア、砧や成城、祖師谷などが在る砧エリア、給田(きゅうでん)や上祖師谷、北烏山などが在る烏山エリアと、おおまかに5つのエリアに分けられます。古くは農村地帯で、等々力には都内であるにも関わらず等々力渓谷が在り、江戸から大正時代にかけては景勝地として人々が行楽に訪れるような土地柄でしたが、今では大規模なマンションや公園施設が多く在る地域となっています。
そんな世田谷区での、自治体と業者の不用品回収の概要を下記にまとめています。
自治体での回収

世田谷区ではごみの種類を、可燃ごみ、不燃ごみ、資源、ペットボトル、粗大ごみに分けていて、回収に出すにはそのルールに則って分別しなければなりません。分別をきちんとしたうえで、決められた曜日に決められた集積所に出す必要があります。
※世田谷区では可燃ごみと不燃ごみは「90リットル以下のふたつき容器」あるいは「中身が見える透明か半透明の袋」に入れて出すことが義務付けられています。
可燃ごみ
→枝は50cm以下に切る ※量が多い場合は事前に連絡が必要
→資源に出せないもの
→汚物は取り除き、トイレに流す
不燃ごみ
→フライパン、針金のハンガー、一斗缶など
→一辺の長さが30cm以下のもの。ドライヤー、アイロン、なべ、フライパンなど
→ボタン電池、充電式電池は販売店などへ返却へ
資源
※汚れや匂いがついたもの、防水加工されているもの、シュレッダーくずは可燃ごみへ
→中をすすいでキャップを外す
※油が付着したもの、劇薬などが入っていたもの、ビン以外の板ガラスなどは資源として回収できない
→中をすすぐ
※鍋ややかんなど缶以外の金属製品、スプレー缶やカセットボンベなど以外のもの
ペットボトル
→ラベルとキャップは取る
粗大ごみ
一辺の長さがおおむね30cmを超えるものは粗大ごみ扱いになる
※30cm以下に解体しても粗大ごみの扱いになることは変わらない
※粗大ごみは有料の申し込み制で、一般ごみと一緒に集積所へは出せない※粗大ごみの受付センターへ申し込む必要がある
なお、テレビ、冷蔵庫、エアコン、衣類乾燥機など、家電リサイクル法で定められた家電製品は、自治体での回収を行っていません。
問い合わせると家電リサイクルセンターを紹介されるので、手順などの案内を受けられます。
※変更されている可能性もありますから、詳細は必ず世田谷区のホームページなどで確認してください。
不用品回収業者の場合
不用品として処理したいものは大抵の場合、ベッドやクロゼットなどの大型の家具などだと思いますが、世田谷区の粗大ごみ処理は混み合っていて、申し込んでもすぐに回収とはならない可能性があります。
その点業者であれば、指定の日に回収が可能です。
不用品回収業者へ依頼した場合は、大きな家具などでも業者のスタッフに部屋からの運び出しからトラックに積み込むまで任せてしまえるので、粗大ごみを集積所まで運ばなくても済みます。
もし細かい不用品が多数ある場合なら、世田谷区のルールに従った分別作業などは必要なく、全てまとめて回収業者が引き取る形になりますから、かなりスムーズに処理が運ぶことになるでしょう。
もし時間があって体力もあるなら自力でなんとかできるかもしれませんが、不用品整理の時間が取れない場合などは、回収業者へ依頼をしてしまった方が、ストレス無く過ごせそうですね。

不用品回収業者への依頼はもちろん有料になりますが、不用品の処分を急いでいる場合や、時間に制約があったり重いものを自力で運ぶことが困難な場合には、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
「粗大ごみや不用品を格安で処分、見積もり無料」といったチラシをポスティングしたり、「どんな不用品でも無料で回収します」などとアナウンスしながら住宅街を軽トラックで回っている業者がいますが、「廃棄物処理価格が高騰している」「部屋からの運び出し、トラックへの積み込みは別料金」などといい、オプションの形式で法外な金額を請求されたというトラブルも発生しています。
不用品回収業者は増えていて、中にはこういった悪質な業者が存在しているのも事実です。
業者に依頼する場合は、ホームページやチラシなどから探すことになるかと思いますが、その際には必ず3社程度から相見積もりを取り、費用やサービス内容を妥当かどうか比較して選んでください。
大きくて重い不用品回収に困ったら、不用品回収のプロに依頼して、はやくすっきりしてしまいましょう。